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春分の養(yǎng)生
3月21日は二十四節(jié)気の春分である。「春分なるもの、陰陽半々なり。ゆえに晝夜均しくして寒暖平なり。「分」という字は晝夜、寒暖の境い目を表すものである。この時になると太陽の黃経は0度で、太陽の位置は赤道の上にある。農(nóng)暦の中で「斗が壬を指すと春分となり、周天を行き、南北2半球の晝夜は均分され、また春の半でもあり、ゆえに春分と言う」ともいわれている。

 春分の節(jié)気は晝夜、寒暖を等分しているため、人々は保健?養(yǎng)生の時に人體の陰陽のバランスのとれた狀態(tài)を保つことに意をくばるべきである。「物體の相対的靜止の可能性、一時的均衡の可能性は、物質(zhì)分化の根本的條件であり、そこで生命の根本的條件でもある」と語った人もいる。わたしたちがこのような「一時的均衡の狀態(tài)」の「生命の根本的條件」を求めるために、人體の陰陽のバランスを保つことは養(yǎng)生の重要な法則の一つとなり、この法則は精神、飲食、日常生活などの面での保養(yǎng)のみならず、自己保健と薬物使用の面でも極めて重要である。わたしたちは養(yǎng)生の中でどのように陰陽のバランスの法則を運用し、體の機能を調(diào)和し、體の內(nèi)外のバランスの狀態(tài)をつくり出し、人體という有機的なものに相対的平靜、平衡の狀態(tài)を維持させるということは養(yǎng)生?保健の根本となっている。

 『素問?至真要大論』に「謹(jǐn)んで陰陽の所在を察してそれを調(diào)節(jié)し、その平衡を期する」と述べられている。人體の異なる時期の陰陽の狀況に基づいて、「內(nèi)在的運動」つまり臓腑、気、血、精気の生理的動きに、「外在的運動」つまり知能、體力、スポーツとバランスがとれるようにして一致させ、「インプットとアウトプット」関係のバランスを保つべきである。適切ではない動きの出現(xiàn)によって體の內(nèi)外の環(huán)境のバランスを破壊し、體の一部の器官の損失と生理機能のアンバランスを加速し、さらに進んで病気の発生のもととなり、人の命を縮めることになる。現(xiàn)代醫(yī)學(xué)の研究が立証しているように、人の命は活動の中で、新陳代謝のアンバランスのため、體內(nèi)のある元素のアンバランス?fàn)顟B(tài)の出現(xiàn)をもたらすことになり、つまり一部の元素の蓄積の量がオーバーとなり、一部の元素の含有量の不足は老衰を早め、病気の発生のもととなる。一部の非感染性の病気は體の元素のアンバランスと関係がある。例えば現(xiàn)在世界で人類の健康に最大の危害を及ぼしている心臓血管の病気とガンの発生は、いずれも體內(nèi)の物質(zhì)交換のアンバランスと密接な関係があり、その原因はいずれも陰陽のアンバランスである。平衡保健理論の研究は、人間の異なる年齢層の中で、異なった生理的特徴に基づいて、それ相応的に飲食構(gòu)造を調(diào)整し、必要な微量元素を補充し、體內(nèi)の各元素のバランスを保ち、その結(jié)果、わたしたち人類の健康に役立つことになる。

 『素問?骨空論』に「その陰陽を調(diào)節(jié)し、不足であれば補し、余りあれば泄する」と述べられている。伝統(tǒng)的な飲食による養(yǎng)生と中醫(yī)(漢方醫(yī))による治療はいずれも虛を補い、実を泄するという二つの面に要約することができる。たとえば気を益し、血を養(yǎng)い、陰を補し、陽を助け、精を補し、唾液の分泌を促進するのは虛を補うことである。発汗させ、熱を下げ、尿をもよおし、泄し、冷えによる病気を治し、かぜを治し、乾燥と濕気などは実を泄するものと見なすことができる。漢方醫(yī)の養(yǎng)生の実踐は証明しているように、補と泄のどこであるかを問わず、陰陽を調(diào)整し、バランスを期する原則を堅持し、飲食による保健を科學(xué)的におしすすめてこそはじめて多くの非感染性の病気を効果的に予防?治療することができるのである。

 立春から清明までの前後は草と木の生長と芽生えの時期であり、人體の血液も盛んな時期に置かれており、ホルモンのレベルも相対的なピーク期にあり、この時よくかかる非感染性の病気は高血圧、月経不順、痔およびアレルギー性の病気などがある。この節(jié)気の飲食の養(yǎng)生は、みずからの実際の狀況に基づいて體の機能を保ちバランスを協(xié)調(diào)させることができる食事を選び、熱すぎる、冷たすぎる、上昇でありすぎる、下降でありすぎる飲食習(xí)慣は禁忌とすべきであり、例えば魚、エビ、カニなどの寒の性の食物をつくる時、その原則はネギ、ショウガ、酒、酢などの溫の性の調(diào)味料を添えて、この料理が性が寒でどうしても涼でありすぎて、食後に脾臓、胃を損なって胃の不快感を覚える弊害を引き起こすことを防止するわけである。たとえばニラ、ニンニク、パパイヤなどのような陽を助ける料理を食べる時にしばしば卵類の陰を補する品を配し、陰陽の相互補完の目的を達成するのである。気持の面でリラックス、愉快、楽観、向上の精神狀態(tài)を保つべきである。日常生活の面で適切な運動を堅持し、時間通りに眠り、一定量の食事をとり、目的意識をもって養(yǎng)生に努め、最もよい養(yǎng)生の効果に達することができる。

 ここでは皆さんにふさわしいいくつかの食事を推薦したい。

タウナギの水煮

 「材料」 タウナギ500グラム、紹興酒、ネギの白い部分、ショウガ、塩、コショウの粉末、植物油をそれぞれ適量。

 「作り方」 タウナギは骨と內(nèi)臓を取り除き、きれいに洗って0.5センチの長さに切って、必要に備え、なべに植物油を入れ、熱くなるまで熱を通し、タウナギ、ネギ、ショウガを入れて、少し炒めてから紹興酒、塩、少量の水を加えて、弱火で熟するまで炒めてコショウの粉末をふりかけて出來上がりとなる。

 「効き目」 虛を補い、血便が止まる。産後の虛弱、痔の出血、下痢?ひどい血便、臓腑の消耗にとっての効き目は特にすばらしい。

 ご注意 どの方法でタウナギを調(diào)理しても、コショウをふりかけることを忘れてはならない。

杜仲とブタの腎臓の炒めもの

 「材料」 杜仲12グラム、ブタの腎臓250グラム、ネギ、ショウガ、ニンニク、サンショウ、酢、しょう油、紹興酒、乾燥でんぷん(片栗粉)、塩、白砂糖、植物油、味の素をそれぞれ適量。

 「作り方」 杜仲を水で50ミリリットルの濃い汁となるまで煎じて、(片栗粉、紹興酒、味の素、しょう油、塩、白砂糖を加えて、片栗粉を水でといて3つに分けて必要に備える)。ブタの腎臓を臭いところと筋の膜を取り除き、薄切りにして、片栗粉を水ときにした汁に浸し、ネギ、ショウガ、ニンニクをきれいに洗い、きざんで必要に備える。

 ナベを強火で熱くし、植物油がかなり熱すると、サンショウを入れ、香りが出るとブタの腎臓、ネギ、ショウガ、ニンニクを入れてさっと炒めて片栗粉を水でといた汁を入れて、引き続き數(shù)分間ひっくり返しながら炒め、他の片栗粉の汁と酢を入れてじっくり炒めて、出來上がりとなる。

 「効き目」 筋骨を丈夫にし、血圧を下げる。

 食事と薬としてともに使われ、腎臓を補い、骨を強くし、血圧を下げる功能がある。病気でなくてもこれを召し上がると、筋骨を丈夫にすることができる。

ニンニクとナスの煮込み

 ?材料? ニンニク25グラム、ナス500グラム、ネギ、ショウガ、片栗粉、しょう油、白砂糖、塩、味の素、植物油、コンソメをそれぞれ適量。

 「作り方」 ナスのヘタを取り除いてきれいに洗って、二つに切り、その表面を十字の形に切り、長さ4センチ、幅2センチの長方形の塊(斷ち切ってはならない)に切る。ネギ、ショウガをきれいに洗って細(xì)かく切り、ニンニクをきれいに洗って二つに切って必要に備える。

 ナベを強火の上に置き、植物油が熱くなった時に、順次にナスをナベに入れて炒めて黃色くなったら、再びショウガの粉末、しょう油、塩、ニンニクの薄切り、コンソメを入れて、沸き立ってから、とろ火で10分間煮て、よくひっくり返し、ネギのみじん切りをふりかけ、更に白砂糖、片栗粉を水でとき、汁をよく混ぜ、味の素を入れて出來上がりとなる。

 「効き目」血を涼にし、出血を止め、腫れと痛みをなくす。血便、高血圧、動脈硬化、紫斑などの癥狀によく用いられる。

 この処方はナスの甘で寒の特性を生かして、血の熱を下げ、腫れや鬱血をなくし、水の濕によく効き、疼痛を止め、辛で溫のニンニクを添えて、脾臓、胃を暖かくし、気の滯りをなくし、腹の中に塊ができるような癥狀をなくし、害毒を解く。ナスにたくさん含まれるビタミンDは、血管の弾力性を強め、毛細(xì)血管の出血を防止することができる。

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